みなさん、こんばんは。
本日はお金の話をしようと思います。
お金の話って漠然としすぎかw
具体的に言いますと、アルバイトで一人暮らしをする場合、都心と地方どちらがお得かについて考えてみようと思います。
地方と言っても色々あると思いますが、独断と偏見で陸の孤島延岡に登場してもらうことにします。
陸の孤島延岡から東京に行く方法について考えてみた - 気になる(仮)
延岡市って人口は12.7万人いるし地方都市としてはぴったりだと勝手に思います。
交通の便はすこぶる悪いですがw
また都心と言っても住む場所が千代田区なのか練馬区なのかではだいぶ変わってくると思うので、今回は鶯谷に登場してもらうことにします。
なんで鶯谷なんだよ!ラブホテルしかないじゃないか!と言われそうですがw
確かに山手線に乗っているとラブホテルがたくさん並んでいるのが見えます。
でも鶯谷って上野の隣の駅なのにも関わらず家賃が安くていいところなんですよ。
ラブホテルがあるのもの駅の近くだけですし、少し離れると普通の住宅街があります。
鶯谷の詳細はこちら
鶯谷ってラブホテル街のイメージだけど住みやすさは? - 気になる(仮)
アルバイトの収入は?
比較しやすいようにアルバイトの種類はなんとなくコンビニとしました。
都心だろうが田舎だろうがどこでもあると思ったからです。
適当にコンビニ、アルバイトで検索したものを例として示します。
鶯谷の場合
勤務地は鶯谷駅から徒歩5分、時給は950円でした。
なので、月20日、毎日8時間まじめに働いたとすると
950×8×20=152000円/月
年収にすると1824000円です。
おっと意外と稼げましたw
しかしですよ、これだけ稼いでいると残念ながら税金が取られます。
下記のサイトを参考に計算してみました。
台東区の国民健康保険料を自動計算できる|台東区 国民健康保険計算機
正直税金とか詳しくないので自身はありませんので参考程度にw
一か月の税金は
所得税2260円/月
住民税4283円/月
国民保険8792円/月
国民年金16490円/月
合計31825円/月
なんと3万円以上も税金で持っていかれるそうです。
アルバイトでもそんなにもっていかれるのかよって感じですよね。
ほんとね、年金高すぎw
高齢化社会をなんとかせねば、本当に日本は終わりそうですねw
で手取りは
152000-31825=120175円/月
となります。
東京で月々12万円で生きていけるのでしょうか?
それについては後程ご紹介いたします。
延岡の場合
勤務地は駅から徒歩3分、時給は720円でした。
この時点で鶯谷と比較して230円もの差が発生しています。
で鶯谷の時と同じく、月20日、毎日8時間まじめにこつこつ働いたとすると
720×8×20=115200円/月
年収にすると1382400円 /年です。
こちらももちろん税金が発生しますので、先ほどと同様に計算してみました。
上にも書きましたが間違っている可能性があるので悪しからず。
一か月の税金は
所得税640円/月
住民税1692円/月
国民保険7720円/月
国民年金16490円/月
税金合計26542円/月
はい、延岡でも約2万7千円の税金が取られるそうです。
年金って収入によらず収める金額が一定なのが辛いです。
ってなわけで手取りは
115200ー26542=88658円/月
What?
10万円切っちゃいましたw
8万8千円って確か大学院生の奨学金と同じだったようなw
延岡ではアルバイトで働いてる人も奨学金で暮らしている人もお財布事情は変わらないようです。
一か月あたりの鶯谷と延岡の収入の差は
120175ー88658=31517円/月
です。
鶯谷のほうが3万円ほど高い結果となりました。
まあ、東京だから当然だよね!
むしろ3万円しか差がないんですね。
家賃は?
では次に東京鶯谷と宮崎延岡の家賃について比較していきます。
東京鶯谷の場合
鉄筋コンクリート
鶯谷駅から徒歩1分
家賃7万円
面積22.48m2
築29年
間取1K
宮崎延岡の場合
鉄筋コンクリート
駅徒歩5分
家賃3万円
面積21.61m2
築28年
間取1K
ほとんど同じスペックのアパートを探してきました。
まあ延岡の場合、田舎なので駅からの距離とかほとんど関係ありませんがw
同じスペックにも関わらず鶯谷は延岡よりも家賃が4万円も高い結果となりました。
やはり東京なので家賃高いです。
それにしても2倍以上も差があるのは異常ですね。
本当に生きていけるのかしら。
光熱費は?
次に光熱費についてみていきましょう。
電気代
使用量50kWhと仮定します。
今月の私の使用量ですw
平均は知りません。
google先生に聞いてもいい答えを出してくれませんでした。
基本料金30A 842.4円
電力量料金 1kWh19.52円
842.4+19.52×50=1818円
従量電灯B・C|電気料金プラン|東京電力エナジーパートナー株式会社
延岡(九州電力)
基本料金30A874.8円
電力量料金 1kWh17.19円
874.8+17.19×50=1734円
その差は84円でした。
少しだけ延岡のほうが安いみたいです。
どうやら電気代は地方だろうと都心だろうと差はほとんどないようです。
水道代
一人暮らしの平均使用量8m3とどっかに書いてありました。
水道料金
基本料金1170円(口径20mm)
従量料金 0~5m3 0円 6~10m3 1m3につき22円
下水料金 0~8m3 560円
1170+22×3+560=1796円
水道料金・下水道料金の計算方法(23区) | 手続き・料金 | 東京都水道局
延岡市 口径20mm
基本料金 10m3以下 1123円
従量料金 0~10m3 0円
下水料金 5m3以下 611円 5~10m3 1m3につき110円
1123+611+110×4=2174円
両者の差は378円でした。
以外にも東京の方が安い結果となりました。
ガス代
一人暮らしのガス平均利用量5m3もどこかに書いてありました。
でも私11m3も使っていましたw
基本料金 745.2円
単位料金(m3)132.94円
745.2+132.94×5=1410円
ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)|東京ガス株式会社
基本料金 738.72円
単位料金(m3)247.27円
738.72+247.27×5=1975円
水道同様に東京の方が565円安い結果となりました。
光熱費の合計
東京鶯谷
電気1818円
水道1796円
ガス1410円
鶯谷合計5024円
宮崎県延岡市
電気1734円
水道2174円
ガス1975円
延岡合計5883円
光熱費は東京の方が安い結果となりました。
田舎の方が全て安いわけではないようです。
田舎の方が光熱費も安いはただの迷信でした。
食費は?
次に食費について比べていこうと思います。
自炊中心の生活で延岡で月2万円かかるとします。
下の記事で紹介したように東京の物価は高いです。
ここでは下の記事同様に東京の物価が延岡の物価の1.7倍だとします。
東京でカレーを作ったら田舎の1.7倍のコストがかかった!めっちゃ高い・・・ - 気になる(仮)
2×1.7=3.4万円
その差、1.4万円です!
同じものを食べるだけで月に1.4万円も違うんですよ!
もらって嬉しいお年玉よりも額が多いんですよ!
これはエンゲル係数上がりますねー
車の維持費は?
次に車の維持費についてみていきましょう。
東京鶯谷の場合
必要ありません。
公共交通機関のほうが便利です。
例えば、鶯谷から池袋に遊びに行く場合を考えてみます。
鶯谷から池袋までは電車なら山手線で14分です。
しかも最低でも4分に一本はやってきます。
一方車で行こうとすると、google mapに尋ねてみたところ31分かかるそうです。
この31分は昼間のデータなので通勤時間帯などはもっと時間がかかるかと思います。
しかも東京って路上駐車が多く障害物が多いため、非常に運転しにくいです。
悪いことは言いません、電車で行けるところは電車で行く方が絶対に楽です。
それどころか鶯谷だと電車なしでも十分に生活できます。
歩いて上野まで行けるのでなんでも揃います。
もちろんバイト先までも歩いていけるし。
なので最低限生きるだけなら交通費は一切かかりません。
これって東京の最大の強みではないでしょうか。
宮崎県延岡市の場合
田舎なので車は必須です。
なので車の維持費についてみていきます。
まずは1年間かかる最低限の維持費を見ていきます。
自賠責保険13185円
車検40000円
軽自動車税10800円
重量税4400円
駐車場6000円×12=72000円
合計140385円
一か月あたりに換算すると11698円 です。
ガソリン代や整備代などは含まれておりません。
これら二つは使えば使うほど費用がかかると思ったため入れませんでした。
東京の電車だって使えば使うほどお金かかるしね。
スマートフォン・インターネットは?
これらについては地域差がないので簡単に。
個人差はあると思いますが約6000円
インターネット(フレッツ光)
こちらも個人差は多少あると思いますが約4500円
ここでの合計は鶯谷、延岡ともに約10500円です。
合計するとどっちがお得?
はい、すべての項目が出そろいましたので合計していこうと思います。
東京鶯谷の場合
+給料 152000円
ー税金 31825円
ー家賃 70000円
ー光熱費 5024円
ー食費 34000円
車 0円
スマートフォン・インターネット 10500円
残り651円
なんと一か月あたり651円しか貯金できませんw
さすがに苦しすぎますね。
やはり家賃7万円が痛すぎますね。
家賃をいかに抑えるかがポイントではないでしょうか?
ちなみにHOME'sで鶯谷周辺を検索すると家賃31000円の物件がでてきました。
もちろん鶯谷で最も安い物件になります。
一応スペックを書いておきます。
鉄筋コンクリート
鶯谷駅から徒歩10分
家賃31000円
面積12.96m2
築55年
間取1K
昭和感ただようアパートでございます。
正直おばけでそうですw
しかしこの物件に我慢して住むことができれば、39000円もお金が浮くことになります。
つまりこうなります。
+給料 152000円
ー税金 31825円
ー家賃 31000円
ー光熱費 5024円
ー食費 34000円
車 0円
スマートフォン・インターネット 10500円
残り39651円
なんとお化け屋敷に住むだけで毎月4万円程度貯金することができるようになりました。
宮崎県延岡市の場合
+収入115200円
ー税金 26542円
ー家賃 30000円
ー光熱費 5883円
ー食費 20000円
ー車 11698円
スマートフォン・インターネット 10500円
残り10577円
東京よりは手元に残るお金が多いですが、それでも一か月1万円です。
苦しいことに変わりはありません。
こちらも最安アパートを探してみましょうか。
スペックはこちら
鉄骨造
延岡駅までバスで10分
家賃22000円
面積16.2m2
築33年
間取1K
東京と違って物件が少ないので8000円の違いしか生み出せませんでした。
この物件に住んだ場合を計算してみますと
+収入115200円
ー税金 26542円
ー家賃 22000円
ー光熱費 5883円
ー食費 20000円
ー車 11698円
スマートフォン・インターネット 10500円
残り18577円
毎月2万円程度貯金することができるようになりました。
なんと東京の方が貯金できるという結果になりました!
田舎の方がお金が貯まるというのは迷信だったようです(アルバイトのみ?)。
正社員などで同じ収入の場合はもちろん田舎の方がお金貯まりますw
まとめ
アルバイトの場合、東京と地方のどちらが多く貯金できるかについてみてきました。
東京での貯金のカギは家賃ということがわかりました。
住む地域や住む物件によっては10万円以上違うこともあるので。
新橋とか本当に住めないですw
東京の物件はピンキリです。
なので東京でアルバイト生活を考えている方は住む場所や物件は慎重に決めた方がよいと思います。
一方の田舎では東京ほど物件によって家賃に大きな差はありません。
5万円も出せば素敵な物件に住むことができるでしょう。
なので収入を増やすことが貧困を脱するカギになるかと思います。