東京って家賃が異常に高いですよね。
田舎なら3万円以下で借りれるようなボロアパートでも家賃が7万円とか頭おかしんじゃないかと思ってしまいます。
そんなことを考えていると他の都市の家賃はどれくらいするのかが気になってきました。
そこでこの記事では家賃と人口(100万人以上の都市)の相関関係を調べてみましたのでご紹介させていただきます。
まず人口100万人以上の都市を調べました。
人口100万人以上の都市は東京23区(944万人)、横浜市(373万人)、大阪市(271万人)、名古屋市(231万人)、札幌市(195万人)、福岡市(156万人)、神戸市(153万人)、川崎市(150万人)、京都市(147万人)、さいたま市(128万人)、広島市(120万人)、仙台市(109万人)の計12の都市です(このデータは2017年のものです。)。
東京が飛びぬけて人口が多いことがわかります。
そしてそれぞれの都市の家賃をHOME'Sの家賃相場により調べました。
http://www.homes.co.jp/chintai/price/
それぞれの都市全体の家賃相場を見つけることができなかったので、その都市内で一番高い区の家賃で議論します。
ちなみに今回調べた家賃はワンルーム・1K・1DKの相場です。
東京23区港区で12.08万円、横浜市都筑区で7.47万円、大阪市中央区で6.56万円、名古屋市東区で6.22万円、札幌市中央区で4.31万円、福岡市中央区で4.98万円、神戸市中央区で6.21万円、川崎市中原区で7.14万円、京都市下京区で5.83万円、さいたま市大宮区で6.62万円、広島市中央区で5.38万円、仙台市青葉区で5.39万円でした。
こちらでも東京がぶっちぎりで家賃が高いことがわかります。
こちらが人口(100万人以上の都市)と家賃(その都市内で一番高い区)の相関図です。
この結果を見ると人口200万人以上の都市、東京23区、横浜、大阪、名古屋は人口と家賃に比例関係が成り立っております。
一方の人口200万人以下の都市を見ますと非常にごちゃごちゃしていますね。
わかりにくいので少し拡大してみます。
この図を見ると人口100万人から200万人の都市ではかなり家賃の差が大きいことがわかります。
一番安い札幌で4.5万円程度、一番高い川崎で7.5万円程度なので3万円もの差があります。
札幌と川崎では人口が50万人程度しか変わらないのにこの格差は大きいです。
しかも人口の多い札幌の方が家賃が安いという事態が発生しております。
よく見ると100万人以上の都市の中では札幌が一番家賃が安いようです。
また、人口100万人から200万人の都市では4つのグループに分けれそうです。
赤で囲った関東グループ(川崎、さいたま)、青で囲った関西グループ(京都、神戸)、緑で囲ったその他グループ(福岡、広島、仙台)、札幌です。
関東グループが7万円前後と一番高い家賃を示しました。
次に高い家賃を示したのが関西グループで6万円前後。
その次がその他グループの5万円弱。
最後に札幌が4.5万円程度です。
これらグループ分けの結果を見ると人口と家賃の相関よりも地区(関東だったり関西だったり)と家賃の相関の方が強いように思えます。
関東グループの家賃が高いのは東京に近いからだと考えられます。
同じく2番目に家賃が高い関西グループは大阪に近いからだと考えられます。
その他グループと札幌は近くに自身以外の大都市がないため安いのかもしれません。
それにしても札幌がやけに安いですね。
調べてみるとどうやら札幌では空いている部屋が多いことと札幌市の平均収入が低いため低価格家賃を実現させているようです。
住みやす過ぎて抜け出せない?札幌の賃貸住宅が安い理由とは | 住まいのソーシャル北海道
家賃の定義がその都市内で一番高い区では微妙かなと思い、家賃のとりかたを中心駅付近にした場合も調べてみました。
だいたい傾向としては一番高い区の時と変わらないです。
東京が馬鹿みたいに高くて、札幌が一番安いです。
そして人口に関係なく東京に近いさいたま、川崎、横浜の家賃が高いです。
結論
人口と家賃には強い相関関係は見られませんでした。
その代わり、地区と家賃の相関関係が強いことがわかりました。
関東が一番高く、その次に関西といった感じです。
人口が多い割に家賃が安いのは札幌であることがわかりました。
都市に住みたいけど家賃は安いところがいいと思う方は札幌をお勧めいたします。
私も札幌に引っ越そうか検討中でございます。